さようならピンクコート

架空の人物、ピーター・ピンクコートの日常を綴るブログです。

歩けなくなった

僕は、普通に歩くことができなくなりました。

それは、山にいた頃から始まっていました。

くそ寒い外にでて、なるべく歩くようにしていたのに。

 

そして街に出れば、すぐに治ると思っていた。

でも、治らない。

階段がつらい。

会社では、全員で1階移動するのですが、僕は速さについていけない。

転びはしないけれども、転んでしまいそうになる。

人と同じ速度で歩けない。

駅の階段もつらい。

東京と違って、エスカレーターがないことが多い。

 

会社への道、会社から駅への帰り道。

みんな僕を追い抜いていく。

歩くたびに、絶望を感じる。

なんで、なんで

なんでみんなそんなに早くあるくの。

ぼくがなにをしたの。

 

どんな人だと思われているんだろう。

 

いくら、一日中座りっぱなしの仕事とはいっても。

 

なぜこんなになったのかわからない。

自転車で坂を上がれるようにはなったのに。

 

そんなに長く、家にこもっていたわけでもないのに。

 

そして、頭も壊れている。

今日は全く集中ができず、僕はその会社の受け入れられないところを改めてみつけてしまった、過去にそういうところが嫌で辞めて他に入った会社との差に驚いて「こういう世界もあるんだ」と、そのまま頑張って自由に働いたときの幸福な自分がいたのに。

また、同じようなところに帰ってきてしまった。

仕事、まだ講習をうけているだけなのだけれども

ぼくは、声を出さずに、ずっと涙を流してしまった。

誰も気づかなかったと思う。

まさか、泣くだなんて。僕が泣くだなんて。想像もしないだろう。

僕がどんな人生を歩んできたのかなんて興味もないだろう。それは仕方ない。

 

 

帰ってきたくないところだった。

連れ返された夜のことを思い出してしまった。

記憶が一時期、おかしくなってしまっていたけど、思い出した。

 

そして、思い出のあった場所に一人で住んでいる。

もう、誰も僕のことを知らない街。

 

ここから逃げ出す。

その為に働くと決めた。そしてこのまま行けば、きっとそれが叶うであろうところに入れた。

なのに、なのに。

 

このままではだめだ。

このままでは。。。

 

そして、長野を心のそこから憎んでいる自分もみつかってしまった。

名古屋から引っ越しをした小学校3年生から、ずっと苦しんでいた自分。

かわいそうだ。いまも、苦しんでいる。長野がにくい。

ここにいたくない。

 

ぼくの人生をめちゃくちゃにしたこの街がにくい。

 

だから、でたいのに。

 

僕の人生は奇跡ともいえるようなことがいくつかあったけれども、今では奇跡のような最悪の悪夢の中にいる。

 

最後の奇跡が、待ち受けている。

その日が来ないように、祈るしかない。