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おやすみピンクコート

架空の人物、ピーター・ピンクコートの日常を綴るブログです。

...そしてどこにも山の姿はない

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祭りは終わりました。

僕の日常が変わろうとしています。

これからは、自分のために。自分のためだけに。生きるのです。

いままでと同じように。しかし、もっと賢くずるく生き延びる。

必ず生き延びる。

僕の目標は、東京へ帰ること。

この街にいることが苦痛で苦痛でたまらないから。

ここから出るため、そのため。それが一番幸せなんだと。

 

この街で働くことが無くなって、ホッとした。

 

ロクな仕事がないこの街で、時給800円の「身体を使った仕事」なんて

まっぴらだった。

バカな家族の言うことなんて、真に受けるんじゃなかった。

僕は東京で一時は立派に。誰でも知っている会社でちゃんと働いていた。

どちらの考えることが正しいのか、たとえ誤ちを犯したとしても

僕の言うことの方が信用はあるだろう。残念ながら。

僕の誇りを穢すような街に、僕はいたくない。

 

そしてどこにも山の姿はない。

and the moutians rising nowhere.

この曲は高校の時に聴いて感動した曲。

前衛な曲だが美しい。そして途中で「山」が見えるような場面がある。

音楽なので「見えた」か「見えなかった」のかはわからない。

その場面の後はぐちゃぐちゃになって、最後はピアノで静かに終わる。

彼は息絶えた。そう感じた。悲しくはない。

ただただ、哀れな人間の姿がそこにあるだけ。人は必ず死ぬのだ。

 

僕は長野で死にたくない。

もし死んでも長野に埋葬してほしくない。

山が嫌いだから。

ずっと嫌いだったのに戻ってきてしまった。

 

ここから出る。

ここから出るチャンスが与えられたんだ。

いつか絶対、帰ってやる。

こんな街、こんな街

 

そして二度と帰ってこないだろう。

僕に「ふるさと」はない。

そうしたのは、親のせいだけれど、あちらもそれはわかっている。

僕の人生は、名古屋から長野に引っ越してきて大きく変わってしまった。

それは誰の目に見ても明らかだった。

 

姉妹は幸せになったから、僕だけのけものになったけど

仕方がない。

僕はここを去る。

もう何も残さず。いつか去る。

 

今まで通り、家族のことなど何も考えないで生きていく。

全てはこれからの人生のリハーサルなんだ。

もう前の自分とは違う。

復讐の鬼。

復讐してやるんだ自分に。

大嫌いくそ大嫌いな山の中で寒い冬を過ごしたこと、一生忘れない。

一生許さないこんな自分を。

だから、立ち直って、幸せになってやるんだ!!!!!