さようならピンクコート

架空の人物、ピーター・ピンクコートの日常を綴るブログです。

幸せの履歴書

「不幸の履歴書」というものがあるらしい。

自分に起こった不幸を年月で並べて、自分を振り返ろうみたいな感じだ。

いやな言葉だ。不幸の履歴書。

僕なんか、履歴書2枚くらいでも足りないかもしれない。

その履歴書は、殆どがここ1年で足りてしまうほどに多い。

 

幸せの履歴書を書くとしたらどうなるのだろう。

僕は「学生時代はうまくやっていた」と思い込んでいたが、実は高校1年生で山から今住んでいる街へでてきたのに、いきなり、うつになってしまった。

もちろん、病院などにはいっていない。

上田のボロいアパートで、紙にボールペンで線をぐちゃぐちゃに書いているところを、母と姉に見られた、というか見せて、心配された。

 

生まれてはじめての一人暮らしで、慣れないことばかりだったんだろう。

高校1年生で、一人暮らしなんて普通はありえないと思う。

でも、僕は寮に入ったりすることは嫌だったし学校は公立だったからそんなものはなかった。また「下宿」みたいな簡易アパートみたいなところに入るのも可能だったが、親が嫌がった。「あなたには無理でしょう」とも言われた。確かにそうだった。

 

アパートから一戸建てに引っ越して、吹奏楽部で指揮者として頑張り始めたくらいから、好転したと思う。その頃は幸せだった。

 

幸せって素晴らしい。

幸せになりたいな。

もう、どんな状態が幸せなのか、忘れてしまった。。

それほど遠い過去でもないのに、今では遠くて愛しいものになってしまった。

 

今の家の近くに高校1年と高校2年のときに吹奏楽部の定期演奏会で使った小さなホールがある。ほんとうに近く。図書館やコンビニに行く時にそこの前を通る。通らなきゃいけない。

指揮者として出演した、高校2年の演奏会。1年生と仲良くして、楽しかった。幸せだった。

今は、こんな状態で、そのホールを見つめてるなんて。

 

幸せの履歴書は今はかけそうにもない。

不幸の履歴書は、面白いものが書けてしまいそうだ。