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おやすみピンクコート

架空の人物、ピーター・ピンクコートの日常を綴るブログです。

カール・オルフ作曲「カルミナ・ブラーナ」何度聴いても感動する超世俗的な名曲

本日フィギュアスケートの世界選手権女子SPが行われたのですが、そこで日本代表の本郷理華さんが、オルフの「カルミナ・ブラーナ」をプログラムに選んでいました。

久々にこの曲を聴いて、「ああそういえば好きだったカルミナ・ブラーナ」と思ったので、書きます。

www.youtube.com

 

カルミナ・ブラーナ」といえば、オーケストラと混声合唱による1時間に及ぶ大作で、世間的にもかなり有名な曲、おそらく「曲名は知らないけど聴いたことある」というクラシック曲でもっともそれが当てはまる曲だと思います。

僕はこの曲は「吹奏楽コンクール」で知りました。よって合唱なしでした。この曲の魅力はそこでもわかったのですが、やはり本物を後で聴くと「うひゃーこっちのほうが断然いいや当たり前か」と思ったのです。ほんと当たり前です。合唱なしのカルミナ・ブラーナなんて、にんにくなしのラーメン二郎と同じです!

 

更にこの曲の魅力を知ったのは、また毎度おなじみのwikipediaでした。

カルミナ・ブラーナ - Wikipedia

この曲は合唱曲への偏見からかもしれませんが、例のごとく「神へ捧げる聖なる歌」みたいな印象をもっていましたが、全然違うとのこと。

1803年に発見されたものに書かれていた「古い時代の庶民」が書いたもの、とのことです。どんだけ古いんでしょうか。そしてよくそんなものが残っていたなと。

それを元に、感銘をうけたオルフがこの曲を作ったと思うと、なんだかスゴイ〜音楽ってすごいと思わせるのです。

 

更に、この曲は「歌詞を見ながら聴くとほんとうに凄い。今までに体験したことのない何かを味わえる」ということを言いたいです。言いました。

www.kanzaki.com

こちらのkanzakiさんが訳詞と音楽的な解説も含めて、「カルミナ・ブラーナ」の全詩が乗せられています。曲順通りに見ることも可能です。

その歌詞、誰が書いたのかも判明していないものですが、だからこそ本当の当時の人間の気持ちが伝わってくるような気がするのです。

www.kanzaki.com

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「誰でも知っている」部分のオープニングですが、歌詞は激烈です。激烈に何かを欲し、そして憎んでいる。それは何か。運命です。運命にさからう。タイトルの「Fortuna」とは「運命の女神」です。神にさからう。教会音楽では考えられない。庶民による庶民の言葉だったのでしょう。

 

庶民的なのは、他のかたちでも表現されます。

「恋愛」が至るところに出てきます。

歌詞もメロディもロマンティックで、ぴったりです。オルフはすごいです。「一発屋」なんて言われていますが、こんな曲を書いたんだからもういいでしょう。

「ミュージカルのために作られた」といっても問題ないほど、ドラマティックかつ、聴いていて楽しい、エンターテイメント製に溢れた音楽です。1936年に作曲された曲のようですが、当時としてはどうだったのでしょうか。斬新な音楽として、受け止められたのか。わかりません。しかし2017年の今、久々に聴いても「こんなに斬新な音楽はない」と自分が思っているから、きっと斬新で、そして素晴らしい音楽だったと。思うのです。

 

特にラストの流れは感動します。

 

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24曲めでは、女神の存在を認め、欲している。そのように感じます。

それは「運命の女神」ではなさそう。なさそうなのに。

運命にはさかえらえない。神にはさかえられない。ここで曲に対して結論が出されます。

この曲の終結を待たず、冒頭にあった「Fortuna」に繋がります!24曲めから25曲目がつながっているのです!ここはすごい!輪がつながっていたのです!運命だった!

こうなる運命だった。神が民衆を欺いている!と感じましたが、それすらも笑って受け流す彼らが見えます。彼らとは「世俗的な民衆」たちです。

 

僕には信仰心というものが、全くありません。当時のこの詩を書いた彼らが神のことをどう思っていたのかはわかりませんが、「よくわかんねーそれより楽しいことしたい!」という本音を垣間見えたような気がして楽しいです。なので神様ありがとう!

 

 

オルフ:カルミナ・ブラーナ

オルフ:カルミナ・ブラーナ

 

 本日はこちらの演奏を聴きながら書きました〜

まだこの曲を生で見たことがないのです!観たい!

できればドイツで☆彡

 

それではさようなら。