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おやすみピンクコート

架空の人物、ピーター・ピンクコートの日常を綴るブログです。

ドビュッシー 交響組曲「春」特別な体験

もう夜は深くなりつつありますが、今日はなんだか気分が高まっていて

「毎日更新する」とかいって昨日さぼったような気がするので、ちゃんと更新します。

 

今日はドビュッシーの曲、「交響組曲 春」を紹介します。

www.youtube.com

春 (ドビュッシー) - Wikipedia

管弦楽の曲で2楽章、16分程度の曲です。

ドビュッシー管弦楽の曲といえば「交響詩 海」「牧神の午後への前奏曲」が有名で、この曲はあまり知られていないようです。僕も知りませんでした。

それは僕は生のオーケストラで聴いて、あまりに素晴らしい曲だとその時は感動したのですが、実際に音源で聴いた覚えがなかったので、今日聴き直したところ、「やっぱり凄い良い曲だードビュッシーの曲で一番いいかもしれない!」と太字にするほど、感動したので、それを伝えたくて書かせて頂きます。

 

この曲を始めて聴いたのは、それはローマのコンサートです。

ローマなんて1回だけ行っただけです。そこで観たコンサートのこと。そんな大事な思い出だから、旅行記に書きました。それは「さわやかトラウマ一人旅」に残っています。もしよかったら御覧ください。

maemuki.hateblo.jp

かつて学校で弾いた曲「エステ荘の噴水」の「エステ荘」を見学したあとに、「春の祭典」題されたコンサートに行きました。当日は1月3日ごろ。あまりコンサート自体が開催されておらず、唯一行けたのはこれとオペラ座での「ドン・キホーテ」のバレエ公演のみでした。

この日は「春の祭典」という題が付けられて、メイン・プログラムはストラヴィンスキーの「春の祭典」です。指揮はヴァシリー・ペトレンコ、オーケストラは国立ローマ聖チェチーリア音楽院ナクソスあたりでよく見る名前です。

会場はオーディトリウム•パルコ•デラ•ムジカ。固有名詞として略すのが難しい。英語のサイトから当日のローマのチケットを探して予約して、事前決済してプリントアウトを会社でして><会場に向かいました。

 

この日の1曲めがドビュッシーの「交響組曲 春」でした。

まず、そのオーケストラの響き、素晴らしいです。これが本場のホールの音なんだ。

違いがわかります。少なくとも、NHKホールよりはよく響きます。

そして始まったその曲、フルートの低音とハープと弦楽、まるで「牧神〜」のよう。

 

この曲、事前にwikipediaで学習してドビュッシーがこの曲を作曲したのはローマで留学中だったのこと。その後オーケストラ符が楽譜が消失したり、いろいろあったのですが、本人によってピアノ2台版から再作曲されたという、なんだか不運な曲です。

ドビュッシーが作曲したその地で、演奏を聴いている」と思うと、なんだか感慨深いです。しかもその日の午前には、リストが滞在していて、曲を作ったその場所にいたのです。なんて素晴らしい。良い体験をしたと心から思います。

 

続いていくメロディは恐ろしいほどドビュッシー的で、あまりにも彼らしく、人によってはつまらない曲だと思うかもしれません。しかし私はそのメロディにひたすら感激し、ひたすら夢の世界、春の世界に酔いました。その日は真冬の真っ只中でしたが、午前中はあったかで春そのものでした。今は春なんだよ。幸福な春なんだよ。とドビュッシーが表してくれているようでした。

 

この日はこの曲に合唱が参加していました。男女混声の大人数のフルの合唱です。「この後第9でもやるのかな」と日本人的な発想をしてしまいましたが、この曲の2楽章と次のプログラム「ラフマニノフ作曲 バリトンと合唱、管弦楽のためのカンタータ《春》Op.20」のための参加でした。

しかし、この曲には本来は合唱は必須では無いはず。元からある編曲に特別なアレンジが加えられたようです。

それが素晴らしかった。無限の国を漂うな1楽章の次に、妖精たちが踊り出すような2楽章に合唱が加えられる。躍動感が増していき、輝きも増していく。

あまりの美しさに、自分の集中力が高まる中、最後は舞曲風に軽やかに展開していき、階段をかけ登っていくように、全体を支配する主題も表れて、ハープが鳴り響き、そのまま最後まで曲は走り続けます。

曲が終わった瞬間、会場は「ブラボー」の声で包まれました。僕も叫びたかったけど、叫びませんでしたが、力いっぱいの拍手をしました。

感動しました。

正直、他の曲の演奏は「普通」といった感じで、それはこの曲の演奏以下ということであって「ローマ」で聴いているという気持ちは高まったままでした。

 

この曲は他のドビュッシーの有名な楽曲に劣らない、素晴らしい曲だと思います。

是非、聴いてみてください。素晴らしい世界が見えないところに広がります。

 

ローマの旅は、自分に取って素晴らしい旅でした。たった5泊で出来る限りの芸術や観光をしたと思います。もしクソヒマでしたら、僕のローマ・イスタンブール旅行記をごみていただければ嬉しいです。

maemuki.hateblo.jp

ここまで読んでくれてありがとうございます。

それではおやすみ、プーランク